2011年07月10日

[書評]世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント

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世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメント【第3版】

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世界一わかりやすいプロジェクト・マネジメントを読んだ。
かなり厚い本で読み応えがあった。

実際に読んでみるとかなり分かりやすかった。
どちらかというとプロジェクトマネージャー以外の人
今PMの下で働いている人に読んでもらいたい本だ。

以下、本の内容について。

まず、プロジェクトマネージャーというのはプロジェクトを指揮する人である。
だからプロジェクトの中で一番偉いのかもしれないが、
そもそも、プロジェクトは経営者等によって作られたものなので、
経営者の意見を聞き、下に着く部下に指示を出すという役割を取るだけである。

だから簡単に言えば日本の中間管理職なのである(・∀・)

これが、プロジェクトマネージャーの現実だということを知るべきだ。
そうあくまでプロジェクトを指揮する中で一番偉いだけなのだ。


そして、本の中ではプロジェクトをどうやって進めるかについて述べられている。
ここら辺はPMのやり方や身の振り方について学ぶにはちょうど良い。


その中でも面白かったのは簡単にプロジェクトを引き受けてはいけないというこだ。
PMの童話として3通の手紙が面白かったので、これを紹介しよう。

PMが燃えているプロジェクトで困ったら1通目の手紙を開けてみよというものだ。
そして、すべて前任者のせいにして経営者等と交渉する。

それでもダメなら2通目の手紙を開ける。
そして、プロジェクトチームのせいにして交渉する。

それでもダメなら3通目の手紙を開ける。
そして、3通の手紙を後任者のために用意しろというものだ。

燃えているプロジェクトを引き受けて自分の評価を下げることほど愚かなことはないということだ。


ここまで本を読んだ感想を述べたが
アメリカでは優秀なプロジェクトマネージャーは独立することがあるそうだ。
そして、企業からプロジェクトを指揮してほしいという依頼を受けて仕事をするそうだ。

本の中でアメリカの事情に書かれていることも多かったのでそこら辺も勉強になると思います。
これからPMを目指す人にはぜひ読んでもらいたい1冊です。
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posted by マスタカ at 10:32 | Comment(0) | TrackBack(1) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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