
![]() | クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか? 新品価格 |

クリティカルチェーン―なぜ、プロジェクトは予定どおりに進まないのか?
を読んだ。
マスタカと言えばプロジェクトを推進する男
本書はPM業界で有名な本とのことで
マスタカのために書かれた本と言っても過言ではない・・・!!
そんなわけで読んでみた訳です。
以下、感想
・本書の内容
プロジェクトに遅延等が発生した例を生徒が出し
大学院の教授が現場に行って試行錯誤しながら
解決して行く物語。
ちょっと長いけど物語風なので読みやすい
以下ためになったこと
・タスクが終わる確率
Aというタスクが終わる確率は正規部分布でなく
右側に伸びるグラフになることが多い。
50%の確率で期日通り
60%の確率で期日の3日遅れ以内で
80%の確率で期日の20日遅れで的な
タスクをこなす人は80%担保したいので
かなりバッファの取った形で申告してる
という結論。まぁ80%はカバーしたいだろうけど
・マネージャーの役割
コストを押さえるだけでなく
スループットも守ること。
・プロジェクトのボトルネック
機械や設備
会社の方針
・全体と個別
個別で最適化しても
一部にボトルネックがある場合全体のスループットは出ない。
なので、全員が個別のタスクのパフォーマンスを上げるは無駄。
弱いところを強くするのが先決。
この事実は忘れちゃいけない。
無駄な努力してもしゃーない
・プロジェクトがなぜ遅れるか
バッファを個別に持ってもプロジェクトは遅れる
理由としては
1.次の作業にギリギリまでとりかからない
2.作業の掛け持ち
3.ステップの従属。前が遅れるとどんどん遅れる
・プロジェクトが遅れると
損失が発生する。
マーケットシェアやら逸失利益
・プロジェクトをうまくまわすには
バッファは個別で持たずに
一番遅いクリティカルパスの後ろに持つ
後は個別のタスクがクリティカルパスに合流するところで持つ。
進捗管理はクリティカルパスに注意を払えば良い
・プロジェクトが複数ある場合は
全部のプロジェクトに影響する
ボトルネックのスケジュールを決めてから
各々のプロジェクトのスケジュールを決める
これで掛け持ちをなくす。
後はボトルネックバッファーを追加する
・感想
かなりためになる本でした。
物語風なので読みやすいです。
プロジェクトがなぜ遅れて
どうすれば良いかについて一案が欲しければ
本書をぜひ手に取ってみましょう
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