2017年03月29日

[書評]日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく

日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく (平凡社新書)

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日本の15大財閥―現代企業のルーツをひもとく
を読んだ

マスタカと言えば将来の財閥の創設者
そう!財閥の舵取りを行う男!

そんなマスタカが学ぶことと言えば
他の財閥の歴史だろう

そんなわけで本書を読んでみた
以下、内容

・本書の内容
三菱を始めとする
財閥がどういう経緯で今の形になったか述べた本
江戸時代から遡って調べてあるのはさすがの一言

財閥ごとの歴史を述べる形で書かれてとても読みやすいです
さらに財閥と所属会社のリストも合ってとても面白い


そんなわけで面白かったことをつらつら書いていく


・所属会社で驚いたこと
旭硝子、キリンビールは三菱
日本板硝子、アサヒビール、NECは住友
王子製紙、東芝、三越、トヨタは三井



・財閥の変遷
財閥はGHQにより一旦破壊されたが
その後、復活し
高度経済成長期には財閥のビジネスモデルがうまく機能した
有効だった企業グループは
有力企業+メインバンクという形だった
なので、メインバンクがない財閥は後に統合されていった


・三菱グループ
三菱が名前についている会社は
三菱本社が分離してできた会社


・住友グループ
白水会という社長会があった
住友はグループ内の有力企業が素材しかなかったため
非財閥系の企業に積極的に融資してグループを広げて行った
小松、アサヒ等


・三井グループ
三井は個別の企業を作っていき
その後、上にグループ会社を作ったという歴史がある
なので、住友や三菱よりも財閥の一体感が少ない
また、戦後に三井グループが伸びなかったのは
三井銀行の資金量が乏しかったから。
戦後の三井御三家は三井銀行、三井物産、三井不動産


・その他
14グループの財閥についての歴史の説明があった



本書はとても面白かったです
マスタカのような投資家
就職を控えた大学生
財閥系の会社と取引のあるビジネスマン
は必見かと思います
高校の歴史の教科書はこういうことをやるべきだったんじゃないかな
posted by マスタカ at 20:58 | Comment(0) | TrackBack(0) | | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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